アウトドアのアウターを選ぶ際にブランドやデザインはもちろん、どんな素材が最適か悩んだことはありませんか?
数多くのアウトドアブランドが様々なシェルアウター生地を提供しています。しかし、それぞれのブランドの特徴や素材は一体どう違うのでしょうか?
そんな疑問を持ったためいくつかのアウトブランドの生地の特徴を独断と偏見でまとめてみました。自分に合ったシェルアウターを選ぶための参考にしてみてください。
目次
そもそも、シェルアウターって??
シェルアウターとは、アウトドアやアクティブなアクティビティにおいて重要な役割を果たす衣類の一種です。シェルアウターは外側からの要素から身を守るための外殻のような役割を果たします。風や雨、雪などの悪天候や、寒さから身を守るだけでなく、通気性や耐久性を備えています。
アウトドアブランドが開発するシェルアウターは、革新的な素材やテクノロジーが取り入れられ、さまざまな環境下での活動に対応できるよう設計されています。防水性や透湿性、耐久性などの特性を備え、高い機能性と快適さを提供します。
さらに、デザイン性も重視され、機能性とスタイルが融合した製品が数多く展開されています。シェルアウターはアウトドアだけでなく、日常のタウンユースやトラベルシーンでも活躍し、多くの人々に愛用されています。
これから各ブランドの生地の特徴をまとめて自分なりの評価をつけていきます!以下は評価項目と判断基準を明記しました。
評価項目
防水性:各製品の防水性能に関するメーカー公表のテスト結果や技術仕様書、製品の防水加工方法や使用されている素材の特性を調査しました。また、ユーザーのレビューやフィールドテストの結果も参考にしました。
透湿性:メーカー公表の透湿性能や素材の通気性に関する情報、製品の透湿性能を評価するテスト結果、実際の使用体験やフィールドテストなどの情報を基に評価しました。
耐久性:各製品の素材耐久性や補強部分の耐久性に関するメーカー公表の情報やテスト結果、実際の使用者のレビューやフィールドテストの結果を参考にしました。
価格:各製品の市場価格を調査し、同様の機能や品質を持つ他の製品との比較を行いました。また、ブランドの知名度や評判、製品の性能や品質に対するコストパフォーマンスを考慮しました。
1. ノースフェイスのシェルアウター生地特徴
ノースフェイスの代表的なシェルアウター生地は、Gore-Tex(ゴアテックス)です。この生地は、Gore-Texはアメリカで生まれた防水耐久性・透湿性・防風性を兼ね備えた素材で、アウターや靴などに採用されています。
Gore-Texは、ゴアテックス メンブレンという内部に微細な孔(あな)を無数に持つ、膜のような素材に表地や裏地を貼り合わせたものです。
悪天候下でも、外部からの水分をシャットアウトしながら、内部の湿気を外に排出することができます。また、3層構造により耐久性が向上し、長期間の使用にも安心。ノースフェイスの製品は高価格帯に位置しますが、その性能と品質に見合った価値があります。
ノースフェイスの特徴を数字で表す:
- 防水性:9 / 10
- 透湿性:9 / 10
- 耐久性:8 / 10
- 価格:7 / 10
2. コロンビアのシェルアウター生地特徴
コロンビアのシェルアウター生地には、Omni-Tech(オムニテック)があります。この生地は、特殊配合の防水透湿メンブレンが水の浸入を防ぎながら、蒸れなどの湿気を放出します。幅広いシーンで活用できるので、登山はもちろんタウンユースにもぴったり。
登山用レインウェアの生地は、”表地・防水透湿メンブレン・裏地”の組み合わせや加工技術により、「2層」「2.5層」「3層」に分けられます。生地を織るときの糸の太さ(デニール)にもよりますが、一般的には層(レイヤー)が上がるほど、強度や重量が上がりハードユース向け。『オムニテック』採用のレインウェアも2~3層を展開。
高い防水性と透湿性を持ちながらも、比較的リーズナブルな価格で提供されています。軽量で柔軟性があり、様々なアクティビティに対応できます。コロンビアの製品は、予算に制約のあるユーザーにとって魅力的な選択肢。
コロンビアの特徴を数字で表す:
- 防水性:8 / 10
- 透湿性:8 / 10
- 耐久性:7 / 10
- 価格:9 / 10
3. モンベルのシェルアウター生地特徴
モンベルが誇るシェルアウター生地は、Dry-Tech(ドライテック)です。この生地は、日本独自の防水透湿素材で、日本の気候や環境に適した品質を誇ります。雨や風から確実に身を守りながらも、軽量かつ耐久性があります。モンベルの製品は、高品質な日本製品を求めるユーザーにとって信頼できる選択肢となっています。
モンベルの特徴を数字で表す:
- 防水性:9 / 10
- 透湿性:8 / 10
- 耐久性:9 / 10
- 価格:8 / 10
4. パタゴニアのシェルアウター生地特徴
パタゴニアの代表的なシェルアウター生地は、H2No(エイチツーノウ)です。この生地は、100%再生ポリエステルから作られた環境にやさしい素材でありながら、高い防水性と透湿性を備えています。耐久性が高く、長く愛用できることも特徴です。パタゴニアの製品は、環境に配慮しながら高性能を求めるユーザーにとって最適な選択肢です。
パタゴニアの特徴を数字で表す:
- 防水性:9 / 10
- 透湿性:9 / 10
- 耐久性:9 / 10
- 価格:7 / 10
5. アークテリクスのシェルアウター生地特徴
アークテリクスの生地は、Gore-Tex Pro(ゴアテックスプロ)です。この生地は、最高レベルの防水性と透湿性を誇り、過酷な環境下でも頼りになります。軽量かつ耐久性に優れ、アクティブなアウトドア愛好家に特に人気があります。アークテリクスのシェルアウターは、洗練されたデザインと優れた機能性で高い評価を受けています。
アークテリクスの特徴を数字で表す:
- 防水性:10/ 10
- 透湿性:10 / 10
- 耐久性:10 / 10
- 価格:6 / 10
6. マーモットのシェルアウター生地特徴
マーモットの生地は、MemBrain(メムブレーン)です。この生地は、高い防水性と透湿性を備えながらも、価格と性能のバランスが良い特徴があります。耐久性が高く、様々なアウトドアアクティビティに対応します。マーモットの製品は、予算に制約のあるユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
マーモットの特徴を数字で表す:
- 防水性:8 / 10
- 透湿性:8 / 10
- 耐久性:8 / 10
- 価格:8 / 10
7. マムートのシェルアウター生地特徴
マムートのシェルアウター生地は、Mammut DRY Tour(マムート ドライ ツアー)です。この生地を使用したハードシェルは通常、3つのレイヤーでラミネートされています。外側にはDWR(耐久撥水)コーティングを施した表地。中心部にはメンブレン。これがハードシェルの防水性を高め、汗を効率的に外側に運び出す役割を果たします。そして裏地はメンブレンを擦れから保護し、快適性を高めています。
マムートの特徴を数字で表す:
- 防水性:9 / 10
- 透湿性:9 / 10
- 耐久性:9 / 10
- 価格:7 / 10
8. ヘリーハンセンのシェルアウター生地特徴
ヘリーハンセンの代表的なシェルアウター生地は、Helly Tech(ヘリーテック)です。この生地は、高い防水性と透湿性を持ちながらも、悪天候下でも快適に活動できます。耐久性が高く、長期間の使用に耐えることができます。品質と信頼性を追求したアウトドアウェアを提供しています。
ヘリーハンセンの特徴を数字で表す:
- 防水性:9 / 10
- 透湿性:9 / 10
- 耐久性:9 / 10
- 価格:7 / 10
今回調べてみた各ブランドのシェルアウター生地は、高い防水性と透湿性を兼ね備えながらも、価格や耐久性、ブランドの信頼性などで異なる特徴がありました。これらの特性を比較検討し、自身のニーズや予算に合った製品を選んでみてください。